こんにちは!しっとく管理人のmayu(@tokutokumobi)です。
夏は夏で高いし、冬になっても高い電気代。
最近ではほとんど全ての家にエアコンが付いていること、また電化製品自体が増えてきていることで電気代が昔よりも高くなっていると頭を悩ませている人が多いのです。
だけど、その電気代…本当にそこまで高いのでしょうか?
実はちょっと見直すだけでその電気代、節約できちゃうかもしれませんよ?
そこで今回は電気代の見直しポイントについて詳しくまとめてみました!
電気代が高い……と感じたら見直すべき9つのポイント!
パッとみる目次
電気代が高くなる原因は?
まずそれを少し解説しましょう。
まず真っ先に考えて欲しいのが、契約アンペアと使用アンペアからなる基本料金です。
電気は使いたいだけ使える訳でなく、契約している契約アンペアの中から使用されます。
それを過ぎると良くいう「ヒューズが飛ぶ」状態になるんですね。
そしてこの契約アンペアが大きいと、電気代の基本料金が高くなるんです。
なのでまずがあなたのお家の契約アンペアは調べて、そして知っておくことが大切です(※契約アンペアは料金明細に書かれていることが多いです)
そして次に大きな原因となるのが余分な電力消費。
余分な電気というのが言葉通り、使っていないのに使用している電気ですね。
例えば、テレビを付けっぱなしで、部屋の電気も付けっぱなしで眠ったりなんてしていませんか?
熱くも寒くもないのに惰性でエアコンを付けっぱなしでいませんか?
そういった使わなくてもいい電気を不使用にするだけでも、電気代は大きく変化してきます。
また電力といえば、意外と待機電力も侮れません。
待機電力はその家電製品をオフにしている間であっても発生する消費電力で、1年間の内で電気代の5%から10%はこの待機電力だと言われています。
少々面倒かもしれませんが、待機電力が発生している電化製品を見直してみましょう。
それだけでも電気代が大きく変化する可能性は十分にあります。
最後に見直したいのが、家電製品です。
家電製品はいつごろ購入した物か覚えているでしょうか?
最近発売されている家電は当たり前のように省エネ対応がされています。
まだ使える家電製品を頻繁に取り換えるのは問題ですが、ある程度使いこんだら省エネのものに買い換えることも考えてみましょう。
それでは次に電気代がかかってしまう家電製品について詳しく説明していきます。
要注意!電気代がかかる家電はこれ!
アイロン
アイロンは熱を出すためにかなりの電力を消費します。
例えそれが1日に10分ほどでも、瞬間的に電力消費が上がってしまうのですね。
しかもそれが毎日ともなるとかなりの消費電力になってしまいます。
消費電力というとどうしても見た目に大きな電化製品に目が行きがちですが、アイロンのような小物の電化製品も使い方を考えましょう。
ガス温水器
これは意外と思う人も多いのでは?
ガス温水器という名前ですが、これは実は電力で動いています。
あくまでお湯を沸かすのがガスなので、ガス温水器と言う名前なのです。
そんなガス温水器ですが、温度や時計などの情報機器などが組み込まれているため、どうしても待機電力が高くなってしまっているのです。
テレビ
あなたはテレビのスイッチはどういう風に切っていますか?
多くの人が手元のリモコンでスイッチを切り替えていると思いますが、リモコンでスイッチを切ってもテレビは待機電力が入った状態のままです。
なので、待機電力消費が大きくなっています。
しかし最新のプラズマテレビともなるとこの対策もなされているので、できれば省エネ化されているテレビへの切り替えを視野に入れましょう。
エアコン
やはり電力消費が大きいといえばエアコンですね。
エアコンは基本的にスイッチが入ればすぐ稼働する状態になっているので、テレビと同じように待機電力が大きくなってしまいます。
ただしエアコンは家電製品の中でも使用期間がとても絞られている家電でもあるので、待機電力の管理もしやすいのがポイント。
シーズン以外ではコンセントから抜いておき、待機電力カットをしましょう。
照明
1つ1つの照明自体は大きくなくても、家の中にはほとんど全ての部屋に照明が付いていると思います。
それが全てずっと付いていたらどうでしょうか?
そしてそれを毎日、1年間……と使い続けることで、チリも積もって大きなものになってしまいます。
外出する時、夜眠る時、日中、使っていない部屋……そういう所の電気はこまめに消すようにしましょう。
また玄関外の外灯は夜付けて消し忘れ、日中気付かずに付けっぱなしという人を見たことがありますので、消し忘れを防ぐ工夫もしておきましょうね。
電気代が高いと感じたらここを見直そう!
では、具体的に電気代が高いと感じたら見直すべきポイントをご紹介したいと思います。
契約アンペアはどうなっているか?
まずは契約アンペアはどうなっているのかの確認をみましょう。
契約アンペアと電気使用量を比較してみて、それが釣り合っているかどうか確かめるのです。
例えば契約アンペアが30アンペアで、使用アンペアが30アンペアというなら問題はありません(これはこれでギリギリすぎますが、1例として)
しかし契約アンペアが60アンペアなのに使用アンペアが30アンペアだったら、差し引き30アンペアが使われていないのに料金が発生していることになります。
これは契約している電力会社によって若干違いますが、アンペア数で基本料金を決めている場合は1番初めに見直すべきポイントです。
待機電力を減らそう
待機電力は1年を通してみるとかなりの消費電力となって電気代を上げてしまいます。
注意したいのがコンセントが入りっぱなしの保温便座。
冬に電気のスイッチを入れてそのまま、というご家庭は結構あります。
家の中にある家電製品を見渡してみて、しばらく使わないものはコンセントを抜いておきましょう。
ベストは買い替えの時にできるだけ消費電力、待機電力も抑えられている省エネタイプを選ぶことです。
冷蔵庫の買い替え目安としては10年と言われています。
それ以上使っている場合には、できるだけ早めに買い替えを検討したいですね。
コンセントを省エネのスイッチ付きのものに
先程もお話したとおり、待機電力を減らすためにはコンセント刺しっぱなしよりも、使わない時には抜いておく方が良いでしょう。
だけど外出前にコンセントの確認まで面倒だし、また刺しなおすのも面倒…。
そんな場合におすすめなのは、節電タイプのコンセント(延長コード)
スイッチだけで簡単に切り替えができるだけでなく、付いている時はスイッチが明るくなったりと見た目でも分かりやすいです。
それに実はコンセントは頻繁に抜き差ししているとコンセントプラグが故障しやすいという報告もあるので、こういうアイテムを取り入れて賢く手軽に節電をしてみましょう。
消し忘れを防ぐために
スイッチが入っているのか、入っていないのか…。
日中には明るくなっているので、家の中の明かりや外灯に気付きにくいと思います。
そういった消し忘れを防ぐためにも、目で見て確認を徹底するようにしてみましょう。
確認をすることが癖になれば、自然と電気が付けっぱなしということもなくなって電気代の削減に繋がります。
電化製品の使い方を工夫する
電化製品は使っている時の方が電力を消費しますが、その使い方でも消費電力は変化します。
分かりやすい例でいえばエアコン。
エアコン1台で使うよりも扇風機やサーキュレーターを併用して涼しい空気を循環させるようにするだけで体感的に涼しく感じられ、結果的にエアコンの温度を下げ過ぎず、電気代は節約することができます。
それと気を付けたいのが冷蔵庫。
用もないのに冷蔵庫を頻繁に開けたり閉めたりしていませんか?
冷蔵庫を開けると当たり前ですが冷蔵庫内部の温度は上昇しますから、それを下げるために電力を使うことになります。
また冷蔵庫に色々詰め込み過ぎていると内部の温度が下げにくくなって、電気代が余計にかかります。
ただこれは冷蔵庫の方で、冷凍庫は逆に隙間なく綺麗に詰めた方が効率よく使うことができます。
アイロンも温まったら余熱で使うようにするだけでも、かなり電気代を下げるようになりますよ。
電化製品の掃除はこまめに
電化製品の使い方でもありますが、掃除が必要な電化製品はどう使っていますか?
例えば、掃除機や洗濯機などです。
どちらもフィルターやゴミパックが付いていますよね。
掃除機を例に挙げると、何だかゴミを吸わないから吸う力を切り替えて頻繁に強くしたりすることがありますが、それをする前にまずゴミパックを見直しましょう。
ゴミが多く入っていればそれだけ吸い込みが悪くなります。
掃除機をベストの状態で使うためにも、そして節電のためにもゴミパックはこまめに取り換えましょう。
また洗濯機のフィルターも同じで、汚れていると消費電力量が上がります。
こまめに掃除をすることは消費電力を抑えるだけでなく、故障の原因を少なくすることもできるのです。
その電化製品、使わないといけない?
洗濯機で洗濯して、そしてそれをそのまま乾燥機に入れて……。
この時点で電化製品は2つ使われている訳ですから、電気代が上がってしまうのも当然ですよね。
だけどその使い方、癖になってはいませんか?
乾燥機を使った方が楽だからと言って、晴れの日でもそのまま洗濯物を入れていませんか?
もちろんあるのに使わないというのはおかしな話ですが、あるからといってそれに頼り切りもいけません。
乾燥機があっても天気の良い日はなるべく外干しをするようにしましょう。
同じように布団乾燥機も便利ですがやはり電力消費が大きいので、干せる日はできるだけお日様に当てて干すようにしましょうね。
電気プランの見直しをしよう
それでも電気代が高いなら、電気プランの見直しもしてみましょう。
今の電気プランは貴方のライフスタイルに合っていますか?
電気プランというのは電機会社によっていくつか用意されていて、それぞれ特徴に合わせて使うことで電気代を節約することができるのです。
よく知られている電気プランは、夜間電気使用割引プランですね。
これは簡単に説明すると、夜の決められた時間内の電気代が通常よりも安くなるプランです。
日中はお仕事などで外出していて、夜遅く帰ってきて色々な電化製品を動かす……。
そんな人なら、こちらのプランを検討した方が電気代が抑えられるでしょう。
もちろん逆で夜間が仕事だから朝の方が……という人なら、そういった逆のプラン構成がされているものもありますし、曜日によって電気代を変えるというプランもあります。
そしてこの電気プランは、ライフスタイルに合わせて変化させることが重要ですから、まずは自分のライフスタイルがどんなものか確認してからプランニングをしてみましょう。
ちなみに電気料金プランは電力会社に相談すればシミュレーションしてくれます。
しかし自分自身でシミュレーションしてみたいという人は、インターネットを利用しましょう。
この電気料金プランは多くの人がプランニングするようになってきていて、比較サイトなどもたくさんでてきているのです。
例えば下記のサイトなら、『電気ご使用量のお知らせ』があれば無料で一括比較ができますよ!
そもそも、電気代が高い理由を理解している?
さて色々な電気代を安くする方法を見てきましたが、ここで最終確認をしておきましょう。
貴方の家の電気代が高いのはどうしてなのでしょうか?
実はこれが1番大事なのです。
- 電気代が高いのはエアコンを常時稼働していたから?
- 電気が付けっぱなしだったから?
- 冷蔵庫が古くなってきている?
- アンペアが倍くらいあって余っている状態だった?
この「原因」を正しく理解しているかどうかはとても大事です。
よく夏場になるとエアコンが使われて電気代が高くなった、そういう人が多くなります。
しかしそれは当然のことです。
だからサーキュレーターを併用したり、エアコンの設定温度を変えて消費量を変えてみた。
これもとてもいい試みですね。
だけど電気代が変わらない……?そうなったら、電気代が高い原因はエアコンにはないということです。
そこで他の要因を探し始めていたら、その間、問題は解決しないまま先送りになってしまいますよね。
だからこそまずどうして電気代が高いのか理解して、やれることはできるだけ取り組んでいくことが大事なのです。
電気代が高い時に真っ先に疑われるエアコンよりも、実は毎日使っているアイロンの方が原因だった…ということもあるかもしれません。
引っ越しをしたら、契約しているアンペア数が無意識に高くなっていて、電気代が高くなっていた……なんて人もいるので、色んな面から「どうして」電気代が高くなっているのかを探ってアプローチしていきましょう。
また平成23年3月11日に起きた東日本大震災で、多くの電力会社が値上げを発表しました。
これによって以前からよりも1般家庭は電気代が高くなってきているのです。
なので電気代が高くなっているからといってすぐに電化製品を疑わずに「いつから」「どれくらい」「どうして」電気代が高くなっているのかを考えてみて下さいね。
今回紹介した電気代を安くする方法は、ほとんど今からでもできる取り組みばかりです。
家電製品の使い方なんて、今日が終わっていても明日から取り組みができますし、フィルターやゴミパックの掃除も今からでもチェックすることができます。
そういった日頃の小さな積み重ねで、電気代はぐっと変化していくでしょう。
忘れてはいけないのは1つやれば電気代が大きく変わる、ということだけではないということです。
確かに電気プランの見直しやアンペアの変更は大きく電気代を変化させます。
もしプランの変更やアンペアの見直しをしていても電気代が下がらない場合は、電気の消費量をどうやって下げていくかが重要になっていきます。
そしてそれはどれも細かく、些細なことなので、1回やっても下がる電気消費量は少しでしょう。
だけどそれが毎日の積み重ねとなって電気代を安くすることができる、逆を言えばそれが重なってしまえば電気代が大きくなってしまうことを忘れないで下さい。
まとめ
以上今回は電気代が高いと感じたら見直すべきポイントをまとめてみました。
オール電化とまで言われた時代、電気はとても大切なものになってきました。
無限に生み出せるエネルギーではないのです。