ガス代が高い…と感じたら見直すべきポイント!ガス代節約術まとめ

こんにちは!しっとく管理人のmayu(@tokutokumobi)です。

毎月のやりくりをしていく時に食費を見直したり光熱費を見直したりする事がありますよね。

特に光熱費に関しては電気や水道を節約を意識しているというご家庭も多いと思いますが、ガス代に関してはどうでしょうか?

どうやったらガス代を見直すことが出来るのか、効果的な方法がイマイチわからないと感じているかもしれません。

でももしかしたら、ちょっとしたことでガス代を安くする事が可能かもしれませんよ!

今回はガス代を節約するために見直すべきポイントを徹底調査しました!

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ガス代が高い…と感じている人は改善点があるかどうかも含めて参考にしてみてくださいね。

パッとみる目次

ガス料金の仕組みをおさらい

まずガス料金がどのように計算されているのかを知っておきましょう。

基本料金
ガスを管理、使用する上でのガスメーターやガス容器(LPガスの場合)、調整器、高圧ホース、供給配管といった償却費用が含まれます。
他にも保安や点検調査、設備維持費、事務手数料なども基本料金に含まれるというガス会社もあります。
従量料金
ガスを使用した量に応じて料金が決められていきます。
ガスの単位料金 × ガスの使用量
と考えるとわかりやすいです。

一般的なガス料金の例

ガス料金 = 基本料金 + (ガスの単位料金 × ガスの使用量)

例えば基本料金が1200円でガスの単位料金が150円、使用量が35立方メートルだった場合

ガス料金= 1200 + (150×35)
    = 1200 + 5250 
    = 6450円

という感じです。利用しているガス会社によって基本料金、ガスの単位料金は違ってきます。

そして今回の例でご説明した計算例だと小数点は出ませんでしたが、小数点範囲の計算結果になります。

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この時に1円以下はガス会社によって切り捨てされるところが多いです。

うちのガスは都市ガス?LPガス?

日本国内の家庭で利用されているガスの多くが、都市ガスかLPガスを利用しています。

まず、自分の家で使われているガスは都市ガスなのか、LPガスなのかを見てみましょう。

LPガス

家や建物の周辺にガスボンベが設置されている
都市ガス
家や建物の周辺にガスボンベが見当たらない

このような違いがありますので、判別しやすいです。

都市ガスは道路の下のガス管を通して各家庭に供給されていく仕組みです。

都市ガスの場合はある程度価格設定に関して国の規定も関係してくるので、基本料金も1000円ちょっとぐらいですし、ガスの単位料金に関しても150円ぐらいとなっている事が多いです。

一方、LPガスの料金に関しては自由設定となっているので価格に違いが出てきます。

プロパンガスの発熱量は都市ガスに比べると2倍ほど高いのですが、ガスの値段自体が高いというデメリットもあります。

LPガスの場合、正確には4種類の計算方法があります

LPガスに関しては自由料金という事もあり、ガス代の計算方法も各会社で違いが出てきます。

二部料金制

基本料金 + (ガスの単位料金 × ガスの使用量)

ガスの単位料金が毎月固定されている計算方法です。

スライド制

二部料金制と基本的な計算は一緒なのですが、ガスの利用量に応じて従量単価が変わっていきます。

三部料金制

二部料金制の計算に設備使用料が別途加算される計算方法です。

原料費調整制度

基本的な計算方法は二部料金制と一緒なのですが、ガスの従量単価が輸入価格に応じて毎月変動がある計算方法です。

一般的にLPガスを利用しているお宅のガス代の計算方法では二部料金制を取り入れているガス会社が多いです。

うちのガス代は高いの?安い方なの?


なんとなく毎月ガス代を払っていてこんなもんなのかな?と思っていても、他のお宅ではもっと安いガス代を払っているかもしれません。

そこでガス代の大まかな目安をご紹介しますので、それより安く済んでいるのか、それとも高くなってしまっているのかを判断してみて下さい。

都市ガスの場合

東京都内で一般的な3人から4人家族の場合、平均的な使用量は32立方メートルとなります。

その場合、ガス代は5000円台となり、冬の寒い時期だと使用量も48立方メートル増え、7000円台ぐらいになります。

LPガスの場合

先ほどと同じ条件の一般的な3人から4人家族の場合、都市ガスでは32立方メートルなのでLPガスではその半分の16立方メートルとなります。

ただ、LPガスの場合、自由料金という事もあり、16立方メートルでも1万円ぐらいになる事が多いです。

冬の寒い時期になると給湯関連の利用量も増えるので15000円ほどに上がる事もあります。

mayu
どうでしょうか?自分の家のガス代って高いかも?って思い当たる事、ありませんか?

まずガス代に関して色々と見直してみましょう。

ガス代が高いと感じたらここを見直そう!

ウチって結構、ガス代が高いと感じる…

そうと思ったらこの点を見直してみてはどうでしょうか?

LPガス→都市ガスに変更する

こうやって見てくると「LPガスってすごく割高に感じる」と思ったかもしれません。

なので長く利用するという事を考えると都市ガスに変更するという方法もあるのですが、これは結構お値段がかかります。

ガスの本管から自分の家にガスを引き込む工事をする必要が必ず出てきますので、工事費用が10万円~30万円ぐらいかかる事が考えられます。

そのため事前に、そもそも都市ガスを導入できる地域なのか、見積金額はどのぐらいかかるかなどを聞いた上で検討する事になります。

LPガスの会社を変更する!一番おすすめ

LPガスが高いと言えども基本的には自由料金になります。

なのでLPガスの会社を見直すだけでもかなりガス料金に違いが出てくるのです。

一例としてはこの方法でこれまで毎月1万円ほどかかっていたガス代がガス会社の変更後には毎月7000円までに安くなったとしたら節約できる範囲は大きいですよね。

1か月あたり3000円節約できたと考えると1年でも3万円以上の節約を見込むことが出来ます。

ガス料金の比較サイトを利用してみる

最近では使用量や自分の使用しているガス料金を入力する事で、自分が今使っているガス料金が高いのかどうか、そしてもっとガス料金を安くなる事が出来る会社があるかどうかを診断してくれるサイトなどが多くあります。

こういった診断を利用する事でもっとお得にLPガスを利用できるガス会社に変更する事が可能になります。

ガス会社ってたくさんあるからどこがお得かわからないという場合でも、この比較サイトを利用する事をきっかけに、良心的なガス料金の会社を見つける事が出来るかもしれないといったメリットもあるのです。

こういったガスの診断サイトでまずは手軽に診断、そして相談をしてみると良いでしょう。

他にも色々と出来る!ガス代節約術

ガス会社の見直しで大きくガス代を節約できた♪と喜んでいるだけではもったいないです!

普段、何気なく使っているガスですがちょっと気を使うだけで結構ガス代の節約になります。

それぞれの節約術で節約できる金額こそ小さくても、積もり積もると結構、何千円レベルの節約になります。

お風呂でのガス代節約

お風呂のフタはなるべく閉めるようにします


フタを閉める、閉めないという違いだけでお湯の温度差はかなり出てきます。

保温シートを購入して浮かべるようにする

この保温シートを浮かべるだけでお風呂が冷めにくくなります。

シート自体もアルミ製なので安い物であれば400円ぐらいで購入できるものがあります。

家族でまとめてお風呂に入る

4人家族で4人それぞれがお風呂に入るタイミングがバラバラだとその都度、追い炊きするようになり不経済です。

例えば、家族4人いて、お風呂に入るタイミングが全員バラバラだった場合、3回は追い炊きする可能性があるという事になります。

この3回の追い炊きのうち、1日あたり1回、もし追い炊きを減らすことが出来たら、1か月あたりのガス代が1000円ぐらい節約する事も出来るのです。

なので追い炊きの回数は出来れば少ない方がガス代の節約につながります。

お父さんが帰り遅いというのは仕方ないので、他の家にいる家族がなるべく続けてお風呂に入れるように工夫してみましょう。

湯船を貯める量は少なめに


湯船にいっぱいお湯を張るとその分お湯を出す時や追い炊きの時にガス代がかかってしまいます。

あまりいっぱいお湯をためても入る時にあふれてしまっては意味がありませんので、やや少なめにお湯を張るようにすると良いです。

シャワーと湯船、どっち?


シャワーだけで済ます人の方がガス代自体は節約できます。

ただ、シャワーの使用時間が15分以上かかると湯船とあまり変わらないといわれていますので注意して下さい。

ただ、これらの理由で湯船に変えたとしてもお風呂の上がり際にどちらにしてもシャワーで流しているという場合は、あまり節約効果がなくなってしまうのでシャワーの使用時間を見直す方が良いのかもしれません。

後、使用人数が多い場合はお風呂にした方が得になります。

シャワー時間を短くする工夫を!

シャワーを使用する時間を毎日1分ずつ短くするだけでもガス代の節約につながります。

例えばシャワーを毎日15分ずつ使っていたとします。

この使用時間を1分短くすると4円から5円ぐらいの節約になります。

1回あたりの金額で考えると少額なのであまりピンとこないかもしれませんが、これを毎日繰り返していくと1年あたりで1500円前後のガス代の節約につながります。

こうやって考えると1分だけ短くするのを意識して使うのも可能かな?と考える事もできますよね!

なのでゆっくり使うのもリフレッシュ出来て良いのですが、まずは1分、時間を短縮してみましょう。

防水タイプの時計などがあるとわかりやすいのでバスルームに設置するのも良いと思います。

節水シャワーヘッドを使う

シャワーでお風呂を済ませる事が多い人、これは取り入れた方がいいです!

水道代の節約にもなりますし、ガス代の節約にもつながるんです。

例えばご夫婦2人暮らしでシャワーを使う家庭の場合、節水シャワーヘッドに変えた事でガス代が1月あたり3000円ぐらい安くなったという例があります。

1月あたりでこの節約額と考えると1年で4万円ぐらいのガス代の節約になるというのは大きいと思います。

節水シャワーヘッドは探してみると1000円前後で買える商品も多くありますので設置するのにお金もあまりかかりません。

キッチンで出来るガス節約

同時調理を活用してみる

例えば3つのメニューで使う野菜をまとめて加熱調理するといった方法です。

他にも鶏や野菜のゆで汁を捨てずにそのままスープに活用したりする事でガスの利用量も減らすことが出来ます。

炊飯器調理


最近では炊飯器でご飯を炊くだけでなく調理器具として活用している人も増えてきています。

炊飯器で鶏と大根の煮物やトマト煮込み、豚の角煮、具だくさんの卵焼きなど、色々と炊飯器で調理している人が増えています。

ガス代がかからないだけでなく、スイッチを入れるだけで後はお任せ!というのもメリットなので、忙しい人の味方になりつつある存在です。

ふたを使って調理


鍋のフタを洗うのが面倒と思って使わずに調理していませんか?

ふたを使った方がお湯も早く沸くので節約になります。他にも調理の時に活躍します。

例えば小鍋に水を1cmぐらい入れて卵を入れます。蓋をして加熱。沸騰したら3分ほどして火を止めます。後はそのまま放置するだけ。

蓋を活用しているので余熱で調理できるし、程よい半熟卵が作れます!
このように蓋を活用すれば加熱時間を短縮する事が出来のでおすすめです。

落し蓋も活用する


煮物などの調理をする時には落し蓋をすると味の染み込みが良くなるという理由で使っている人もいると思いますが、ガス代にもメリットがあります。

落し蓋をして調理するとガスの火力も半分ぐらいに落としても充分調理可能です。

それにガス代自体も半分ぐらいに節約できるともいわれています。

火は強火にしない

急いで調理したい!とつい強火にしてしまいますが、ガス代がかなりかかってしまいます。

それに強火にしても鍋の底から火がはみ出てしまうという状況になる事が多く、熱効率が逆に悪くなる場合もありますので、火は強くても中火までにしてみましょう。

電子レンジがお得!

野菜の下茹でをするのにお湯を沸かすのを省略するだけでもかなりガス代は節約できます。

野菜の下ごしらえをする時にはレンジを活用するとお得です。

また汁ものなどの大容量の調理の時には、1人分ずつ容器に取り分けてから温めるようにすると効率が良くなります。

圧力なべやポットを活用する

圧力なべは調理時間の短縮になるのでかなりガス代の節約に役立ちます。

また1日にお湯を何度も沸かすとガス代がかかるので、沸かしたお湯を保温できる電気ケトルや魔法瓶タイプの保温ポットを使うと節約できます。

鍋の選び方、使い方

鍋は小さい物よりも大きい鍋を使った方が熱効率が良いのでガスの節約になります。
特にフライパンに関しては中華鍋を使った方が熱効率が良いです。

これは底の面積が広いとその分火力を当てる事が出来るので熱効率が良くなるという理由になります。

例えば、1人前ぐらいの少量のパスタを茹でる場合は、縦長の鍋を使って茹でるよりもフライパンで茹でた方が熱効率も良いです。

そして鍋を使う時に鍋の底は一度ちゃんと拭き取ってから使うようにします。

鍋の底に水気が残っていると熱効率が悪くなるので、ガスの使用量が多くなってしまいます。

冷凍ものは解凍してから使う

冷凍ものの調理は加熱時間が長くなるので、出来れば解凍してから調理するようにします。

おすすめは前日に冷凍庫から冷蔵庫に移動しておく方法です。

この方法であれば別途レンジで解凍するといった手間も省くことが出来ます。

調理用の水は冷やさない

水を冷蔵庫に保存しておいて調理に使っているという人の場合、使う分だけ常温で放置して使ってみる事をおすすめします。

冷えた水よりも常温の水の方が調理する際にガス代が節約できます。

洗い物の際に給湯器は使わない

食器などの洗い物の時に冬になるとつい給湯器を使用してしまいますよね。

実際にガス代は夏に安くなって冬になると高くなったしまうというご家庭も多いです。

その原因の一つとして給湯器の使用というのも含まれています。

そして給湯器のお湯を使いながら食器を洗うのはそれなりに時間がかかります。

試しに洗う時間が短縮できた場合、ガス代に変化はあるのでしょうか?

実際に5分食器を洗う時間を短くするだけで20円前後のガス代の節約につながります。

そうやって考えると給湯器を使わずに食器を洗う事方法も検討してみるのもありです。

お湯を使って食器を洗うと手に必要な分の皮脂も洗い流されやすくなり手湿疹の原因にもなりやすいというデメリットもあります。

手が冷たい時期はゴム手袋を活用するようにして、最初の漬け込みだけ若干のお湯を使って漬け込んでおくと洗いやすくなります。

油が多い食器は一度、不要な布切れなどでふき取ってから洗うと良いです。

もしくは節水コマを取り付けておくとお湯を出す量を節約できるので結果的にガス代の節約にもつながります。試してみると良いでしょう。

ガス台の掃除はこまめに

焦げ付いた部分が多くなるとガス効率が悪くなってしまいます。定期的にバーナー部分にある穴などを掃除するようにしましょう。

料理はまとめて作る

まとめて作っておいてジッパー付きの袋に1回分ずつ小分けして冷凍、そして食べる時にレンジで解凍、温めという方法だとガス代の節約になります。

まとめ

いかがでしたか?
意外と細かいことでガス代は節約できそうですね!
1回あたりに換算すればたった数円だとしても、ちりもつもれば大きな金額となっていきます。
まずはできるところから、ガス代の節約をはじめてみてください!

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